着物のお手入れ
洋服のように日常的に着ることの少ない着物ですが、普段のちょっとしたお手入れや保存状態で、そのコンディションは大きく違ってきます。
着物の一番の大敵は湿気です。余分な湿気は生地が痛むと同時に、カビの原因にもなります。湿気を取り除くためには、年に2〜3回、お天気のいい日に竿などに吊るし、空気を当ててあげましょう。直射日光は避けて干すので、これを陰干しといいます。陰干しは湿気を取るのが目的なので、午前中に出して、まだ陽の高い午後3時ごろまでに取り込みます。ヨーロッパは日本に比べ湿度が低いので、あまり神経質にならなくても大丈夫ですが、着物をしまう前には必ず外気にあてて、十分に湿気を取ってあげましょう。広げて干せば、しみや汚れの点検もしやすく、着物も長持ちします。
皺が出来てしまったら
着物はデリケートです。気になる皺が出来てしまったら、必ず当て布を用いて低めの温度で様子を見ながらアイロンを当てます。湿気をきらうので、スチームの使用は避けましょう。同じ理由で、着用後にアイロンをかける場合は、必ず晴れた日にしばらく干して湿気を取ってから行います。
温度の目安
木綿や麻などは比較的高い温度(190°前後)
絹は140°前後
ウールなら130°前後
レーヨンやポリエステルなどの化学繊維のものは120°前後
* 使うアイロンや着物の材質によって微妙に違ってきますので、十分な注意が必要です。


